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2012年2月25日土曜日

籾殻燻炭の特徴・用途・成分



【籾殻燻炭の特徴と用途】

もみがらクン炭(燻炭)は、モミガラを低温で焼いて炭化したもので、ケイ酸やミネラル分も多く、土に施すことで、保水性・通気性がよくなります。


また、クン炭は微生物(特にバチラス菌等の有効微生物)のすみかとなるため、土壌中の微生物相を豊にしてくれる優れものです。

通常は、稲や野菜の育苗培土などに使用することが多いですが、家庭菜園などでは土に直接混ぜることで、土壌改良効果が高まります。


PHも8~9でアルカリ性ですので、酸性土壌のPH矯正としてお使いいただけます。
                     
籾殻くん炭は、古来より土壌改良材として使われてきました。元緑10年(江戸時代)に出版された文献、農業全書にも籾殻くん炭の利用が推奨されています。 


農林水産省では、昭和62年よりを地力増進法における政令指定の土壌改良材としました。化学肥料や農薬等の利用により土壌の安全性や自然形態が破壊されるのを防ぎ、植物にとって住みやすい土壌を取り戻すには籾殻くん炭の使用がおすすめです。 


土壌改良のほかにも、炭に集まってくる好炭素菌が効果的に働き、連作障害の防止にも役立ちます。



【籾殻燻炭の成分】


ケイ酸やカリウムなどのミネラル成分が豊富に含まれます。多孔質で、保水性・通気性に優れ、土壌微生物の棲みかにもなります。
アルカリ性質を持つことから、酸性土壌の中和のために使用されることもあります。
天然の土壌改良剤は、雨が降るたび、徐々に成分が溶け出して、穏やかに作用します。


      主成分   
珪酸SiO250.36%
炭素C40.49%
水素H1.04%
窒素N0.42%

      微量要素(籾殻くん炭1kg中)
カリウムK11,000mg
カルシウムCa5,700mg
ナトリウムNa1,700mg
マンガンMn790mg
Fe190mg
亜鉛Zn110mg
Cu微量
カドミウムCdなし

                 1995年3月 三重大学生物資源学部分析


                           (関西産業株式会社様HPより)
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